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今回もまた、「いわたに住みたくなる本」(発行 ふるさと寺子屋遊行塾、小林佳宏 著) より、
見付の凧上げ合戦について。
戦前は、見付でも、毎年端午の節句を祝う行事として5月1日から5日までの5日間に「凧上げ合戦」が
見付小学校(今の磐田北小学校)の運動場で行われていたそうです。
その期間は、学校の授業は半日で終了し、各町内の若者が糸切り合戦を展開し、
最終日5日の晩には底抜屋台が登場し、お囃子に合わせて町内を回りました。
「磐田に住みたくなる本」の中では、当時の静岡新聞の記事を掲載し、
この凧上げ合戦は昭和5年から昭和11年頃まで行われたと書いてありますが、
磐田市教育委員会から発行されている「磐田の記録写真集」では、
凧上げで初孫を祝う風習は明治時代からあった、という記載もあります。
(写真は、磐田の記録写真集に掲載されている写真です)
かって(江戸時代の天保年間、寛政年間頃)は、袋井も7枚もの浮世絵に描かれるほど凧上げがさかんであったはずなのに、その風習はいつしか、消え、
同じように見付の凧上げ合戦の風習もその記憶もほとんど消えてしまいました。